武漢よ。また来るよ。さて済南(山東省)に行くか(44)

 画像(写真:武漢市磨山 古楽器演奏 柳沼撮影)3月以来、5ケ月ぶりの更新である。ブログが使えなくなるのではないかと思ったが・・・、4月から8月まで更新していない時期の月別PVレポートの総数が約3800になっていた。見てくれる人がいるんですね。ありがとう。
 ちなみに小生は、今、山東省の済南(ジナン:山東省の省都)にいる。3年半居住した武漢から離れた。武漢は住めば都で1年ぐらいで居ごこちがよくなったが、3年半でキリがいいところで他の学校を考えた。日本語教師は通常は1~2年で他の学校に行く方が多い。まれに中国の大学で修士・博士コースをたどる方もいる。このコースは最低でも7年はかかる。中国に骨を埋めるのも人生。人それぞれの考え方がある。自分で決めた事が一番ということであろう。いろいろな日本語教師がいらっしゃる。(写真:武漢市 新しい街 漢街 柳沼撮影)画像
 武漢を離れるにあたってはいろいろ考えた。一部の学生から「先生、辞めないでください」と言ってもらったのは、たいへんありがたいことだ。日本語教師冥利につきる。ただ、同じ学校に3年半は長い。日本でも3年ぐらいで人事異動だろう。たまたま、これから教鞭をとる山東大学さんから声がかかり、この大学は中国で2番目にできた国立大学。本科1類に属する。小生は山東大学を知らなかった。代理人は有名な大学ですよと言っていたが、インターネットで調べるまでどういう大学なのか分からなかった。他に二つの学校からお誘いがあったが、済南に行くことに決めた。済南は上海と北京の中間ぐらいに位置している。北の方は行ったことがないということもあったが、中国人の日本語の先生が「北の日本語教育はレベルが高い」とおっしゃっていたので、その教授法をみてみたいと思った。(写真:武漢市 江灘 ジャンタン 、上海の外灘を小さくした感じ 撮影柳沼)画像
 インターネットで済南を調べたが、あまり詳しく書かれていない。武漢ほど経済は発展してないようだ。日本の会社もほとんどなく、工場もないと聞いたが、SUZUKIの名前を目にした。あれは日本のSUZUKIだと思うが、これは調べれば分かるだろう。済南空港から大学に行くまで約40分の間、街並みを見たが、ここは、省都なのだから、武漢ぐらいの活気があるかと思ったが、第一印象は静かな街という感じである。
 これから済南を探索して、生活情報を書くとする。ただ、ここにどのくらいの期間滞在するのか、それは分からない。大学の外人教師専用アパートはなく、校舎近くの古い借り上げアパートに住むことになった。部屋は夫婦が住めるような感じで、ひとりでは広い。シャワーのお湯の出が悪く、外観も中もよく見る中国のアパートである。
この山東大学は話を聞くと日本人の先生は1年で他のところに行く方が多いそうだ。なぜ?これから分かるだろう。日本人の先生は私をいれて2人だけ、1クラス約30名で、2クラス。
 武漢では1学年1クラス約40名で6クラス、内陸部NO1の都市だけあって、日本の会社・工場も多いということもあるのだろうが、武漢は日本語を勉強する学生が多い。(写真:武漢市 江灘 撮影柳沼)画像
 山東大学は中国の全国試験で620点ぐらいで入学できるという大学。レベルが高いのだろう。ということは少数精鋭か、小生は作文・会話・日本概況を教えていく?
教授いわく、「当日にならないと教科書は分からない。時間割もまだない、そのつもりでいてください」そんなわけはないと思うが、そうおっしゃるので、いたしかたがない。
 来週9月3日から授業が始まるが、金曜日まで、せめてどの教室で何を教えるのか言ってくれないと、いやー、まいった。時間割もらえるんでしょうね・・・・・・こんな、おおざっぱなのか、ここは・・・・んーー・・・・。(補足:今日は授業が始まる前日の9月2日、金曜日に時間割ができたというので、受け取りに行き、自分の教科担当を確認することができた。教えるのは作文・日本概況・日本語概論ということだった。自分で題材をみつけ講義していく・・・ん・・・・これはよくあること。なんにしろ、ようやく一安心。今から教案を練る。とりあえず明日の作文の講義。がんばるか)
 清華大学の日本語の先生は、元漫才師で人気が高いと聞いた時がある。いろいろと教案を練って学生に教え、さぞかし面白い授業を展開しているのだろう。小生は自分なりの教え方を考えていくが、学生に受け入れられるのか、不安なところはある。教え方が悪ければ契約が打ち切りになる。実際、武漢で教えていた学校に、東大出身の方が来て、半年で契約が打ち切られた。1年契約だったらしいが、中国は甘くはない。今、日本語教育を勉強している方は、しっかりと教授法を身につけ外国に出た方がいい。現実は厳しい。仕事だから厳しいのは当たり前であるが。(写真:武漢市光谷歩行街 スペイン街があります。撮影柳沼)画像
 外国人に日本語を教える。国語教育と日本語教育の違いはある。日本語教師募集にあたっては、条件が大学での専攻者、検定合格者、日本語教師養成講座420時間以上修了者と記載されている学校がほとんどである。中国は以前は「日本人であれば誰でもいい」という時代もあったが、たしかに、今でも、博士・修士・大学卒業者・留学生・駐在者・その奥さんとか、格別資格がなくても日本語を教えているが、本科の大学ではやはり、博士・修士の方は大歓迎になる。
 中国の給与体系からいくと、高い給与を払っているわけだから、教え方が悪ければ、契約が打ち切りになる。これは仕方がないことである。
 日本語教師の資格を持っていれば、中国ではまだまだ声がかかる。日本で日本企業が落ち込みをみせていても、世界の工場といわれる中国、日系会社・工場は一部を除いては健在である。日系会社・工場のあるところに日本語教師は必要となる。ただ、これから人件費の高騰等で撤退する会社・工場もあると言われている。中国経済にかげりが、みえるという評論家もいるが、14億人という人口をかかえている中国。今、消費者はこぞって物を買っている。購買意欲が並大抵ではない。もし、この14億人が中流意識を持つことになったら・・・・・まちがいなく物は売れ続ける? ただ日本のように中流意識を持てるようになるのかが問題であるが。(写真:武漢市光谷歩行街スペイン街 柳沼撮影)画像
 少子化の日本、これから外人の方を採用に踏み切る会社も多くなるだろう。その時にこそ日本語トレーナーが活躍できる。・・・はず。現実に中国で日本語教育をし、日本に送り込んでいる会社もあるのだから、
 日本と中国、政治的にはまだまだ壁は厚そうだが、現時点では持ちつ持たれつの関係があるのは事実である。田中角栄と周恩来首相が国交を開いて以来、日本は中国に年間約400億円という金額を出してきたと聞いているが、今年で国交40年目ぐらいか、莫大な金額である。この話は中国の方は知らない人も多い。浦東空港は日本のお金で建てたとか、橋やダムやら学校も、高鉄(中国の新幹線)に関しても日本やドイツの技術協力があってのこと。それで反日なのだから情けない。確かにCCTVで悪者日本人の戦争ドラマを流しているわけだから、戦争を起こした日本人のイメージは拭えないのだろう。14億人の中に現在の本当の日中関係を知っている人間は何人いるのだろうか。(写真:武漢市磨山  柳沼撮影)画像
 日本語を勉強する学生は、まだまだいる。先日の反日運動もたしかにあり、日本を心底嫌っている方もいるのは事実であるが、日本を好きだという方もいる。以前書いたが、日本のマンガ・アニメが好き、タレント・俳優・女優が好き、そんなきっかけから、日本語を勉強している学生が多い。親から外資系の企業で働いた方が条件がいいと言われ、英語・日本語等を勉強している学生もいる。(写真:武漢市 磨山から見る東湖) 柳沼撮影画像
 中国の学生たちとこの中国で、すでに3年半ふれあってきた。日本人を初めてみたという学生がほとんどである。小生は言う「ごめんなさいね。初めて会った日本人がこんなおじさんで、もっとかっこいい人だったらよかったのにね」学生は笑って答える「先生は、若いですよ。可愛いし」いまだに、この可愛いという意味がどういうことなのか分からない。こんなおじさんに、可愛いという日本語をつかう。間違った日本語をつかっていないか、心配になる。
 来週から、この山東大学で教えていくことになるが、どういう評価になるのか、良くても悪くても楽しみである。自分なりに誠意をもって日本語を教える。この基本姿勢は変わらない。その前に武漢から送った荷物10個が届いていないし、インターネットも実質つながっていない。その方が気になる。来週月曜日、授業は何をやるのかさえ分からないのだから、こうなったら、開きなおるしかない。(補足:金曜日に、ということは授業前日に時間割がもらえた。OK OK^^)
  明日の風は明日吹く。

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